それを言っては始まらないこと?
【気づき・物語り】
《ちゅらしっくわーるど》〜宙ららの世界観の物語りです、あしからず。
《それを言っちゃ始まらないこと?》「北斗の拳」編
世の中には、それを言っては始まらないこと、暗黙の了解ということがあります。けれどもそれを云わずにはいられないこともあります…(笑)
わたしが子供の頃『北斗の拳』がそこココで大ヒットしていました。子供達はケンシロウの決め台詞を真似て不意に体を突き「おまえはもう芯でいる」「すでに経絡秘孔を突いた。おまえは◯秒後に◯ぬ」などと言って遊んでいるのを見かけましたし、当時わたしも妹にやられました。週刊少年ジャンプや漫画本(JUMP COMICS 「北斗の拳」 著者 原作:武論尊先生 漫画:原哲夫先生)を読んだり、DVDやアニメ、映画など何作か回を重ねて見ているといつも思うことがあります。今回も契約の見放題動画を見進めて行くうちにまた思いました。もしかしたら、そう思っている人もいるかも知れません。
199X年、水や食料を求めて奪い争う 弱肉強食の荒廃した世界。そんな世に、一子相伝の暗○拳「北斗神拳」の使い手であるケンシロウ(胸に七つの傷を持つ男)が、強烈で残虐な悪しき者達から弱き村人らを救っていく。シリアスでひどい話しなのに どこまでもマイペースでクソ真面目なケンシロウと どこか間が抜けすっトボケた悪い奴らとのミスマッチさが突っ込みどころ満載の笑いを生む面白さ。更に「指先ひとつでダウンさ」とうたうほどの圧倒的な強さをほこるケンシロウだけに安心して見て楽しめる。最後までしっかりと構成されたストーリーに魅了されて見入ってしまうのです。まさに”痛快”で”爽快“な作品だと思います。笑いあり、涙あり。楽しく見させて頂きありがとうございます。
宙ららは、そんなケンシロウをじぃーっと見つめて…ひとりぼんやりこう思う…
「あゝ!!」「あおっ!!」と、ケンシロウの服は怒りの気迫でいつも破けてしまう。
いくら真面目で優しく強靭なケンシロウでも命がけの戦いの最中に 一枚一枚丁寧に服を脱ぎ 綺麗にたたんで 服すら戦いから守り 避けて置く。そんな余裕や場合はないでしょうが、そんなこともたまにはあったら良いなと頭の片隅で想像しつつも楽しんで…。朝飯前の気迫で手っ取り早く服を裂き、自然な流れで「七つの傷」を見せるケンシロウは、まるで旅をしながら悪者を退治し印籠を見せる平成の水戸黄門か 若しくは、199X年に現れた江戸町奉行 桜吹雪の遠山の金さんのようにも思えます。
そして、どこに行っても水や食料すらないというのに、何故か一戦交えた後には また定番の赤いシャツのインナーに 定番の青い服を小ザッパリと身にまとう。戦歴を重ねるうちにいつしか赤いインナーは着なくなるのですが、それでも定番の青い服は 破っちゃ着、着ちゃ破る…あゝ勿体ない、勿体ない…一体そのお決まりの服は、、、どこからどうして手に入れて、一体何ちゃく持っているのでしょうか?(笑)時々 ストーリーよりそっちの方が気になって?謎は深まるばかりです。
しかし、それを言っては始まらない。そこは突っ込んではならない暗黙の了解のおもしろさなのですね!ではでは、おとなしく続きを観させて頂きます♪ あ〜懐かしい♪