ちゅらしっくわーるど

ことりの話し・日々の気づきを宙ららの世界観で綴ります

宙らのおしゃべりいんこ

オカメインコ】《ちゅらしっくぱーく》宙ららとわたし*
《宙らのおしゃべりいんこ》

今ではおしゃべりな宙ららが、一番最初に覚えた言葉は…
『法〜法華経』?ではなくて『ホ〜ホケキョウ』です。

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宙ららは小さな雛鳥の内から選び迎えました。オカメインコはデリケートな鳥で環境の変化が苦手な鳥です。毎日 電子計量器で体重を測定します。その鳥々の体型や体質によって目安の体重が違います。宙ららは、急に一羽になり慣れない環境での生活に食事を摂らない時もあり少しずつ体重が落ちてしまいました。安定していた体重は家に来て約一週間程度で雛鳥にとって危惧する体重にまで減ってしまい、体重が安定するまで購入先の店に戻ることになりました。

わたし達は宙ららとしばらく会えなくなることが寂しかったのですが、宙ららは 店に着くとまだ店に入る前から そわそわし始めました。わたし達には分からない「臭い」「音」「空気感」で察したのか?急に嬉しそうな声をあげて鳴き出したかと思うと 小さなかごの中でピョンピョンと小さく跳ねたり 生き生きと目を輝かせたりしていました。そんな宙ららの様子から… まるで奉公先から親元に帰る子供のような…、まるで馴染みの仲間のいる学校の合宿にでも行くような…そんな気持ちなのだろうと思いました。そうして、いつまでも名残惜しいわたし達をよそに 宙ららは あっさりとしたもので 嬉しそうに元いた店や鳥達の中にとけ込んでいるのでした。

約ひと月近く宙ららは不在でした。預けた先の店は来客も多くにぎやかで、よくしゃべり、よく歌う先輩のオウムやインコや鳥達が沢山いました。だからでなのでしょうか?お客さんや鳥の先生、先輩達から学んだのか?戻って来た宙ららはいきなり『ホーホケキョウ』と鳴いてわたしに挨拶をしたのです。最初は空耳か?とも思いましたが その後もホーホケキョウ、なんちゃってミッキーマウスのテーマを口ずさんでいました(笑)。

それから、宙ららは『ぴちくりぴー』を覚え、誰が教えた訳ではないのに『ちゅらら』『ぴかちゅー』などを覚えしゃべっていました。自然に覚えた『いいこいいこ』『いいこちゃん』のあとは、『めっ』『だめ』『だめでしょう』なども自然に覚えました。色々な『いい』『わるい』でのレパートリーをしゃべるようになりました。

この間は『あっ、ちゅらちゃんごめんねー』『ちゅらら、こっちおいで』と、長文もしゃべっていました。わたしが玄関先や別の部屋から口笛で真似た呼びなきをすると一生懸命にそれに応えて宙ららも「呼び鳴き」を返してくれます。宙ららは、色々な口笛の真似もします。知らない人が聞くと本当に人が口笛を吹いていると思うほどです。分かってやっているのか?いないのか?わたしが宙ららのいる部屋に入ると 3回に1回は犬を呼ぶように 口笛でわたしを誘い 呼ぶので 笑ってしまいます。

宙ららは、ちゃんと言葉の意味も理解しているようで、自分が嫌な時、やめて欲しい時には『めー』『めよ』『だめ』『だめよ』『だめでしょう』と、おしゃべりで教えます。その内に ひょっとしたら、ちょっとした会話が成立するのでは?と思うくらいです(笑)。

「宙ららちゃん、いっぱい言葉を覚えてわたしとたくさんお話しましょうね」と 言うと、宙ららは鬼滅の刃の禰󠄀豆子ちゃんのような声で『う〜ん』と、うなずきながら返事をしてくれます。何か話しかけると とりあえず『うん』『う〜ん』『なによ』『なに?』『ぽにょ』と、その時々で首を傾げたり うなずいたりしながら わたしに返事をしてくれるのでとても愉快で癒されます。暖房のタイマーが切れる前に「ピーピー」と、お知らせ音が鳴りますが、いつ覚えたのか?毎回延長ボタンを押せとばかりに わたしより先に宙ららは「アッ」とか「アレッ」とか声を出します。


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新しい言葉は、いつも突然しゃべります。宙ららには、覚えるならば「善い言葉」や「楽しい言葉」を覚えて欲しいと思っています。うっかりにでも宙ららの前では悪い言葉は使うまいと心がけているのですが、どうでしょうか(笑)?わたしなりに思いつく効果的な良い方法で、宙ららには楽しく生活し遊びながら色々な歌やことばを覚えてくれたらと思っています。

宙らのおしゃべりいんこ、今日もさっきからずーっとしゃべってます!
あれ?宙らちゃんが 鳴いている〜 ♪ 〜 あゝ おもしろい 宙らの声 〜 ♪